第3章 課題終わんない!!:ジャーファル
セリシアSIDE
さっきから触れるたびにドキドキしちゃって、ただでさえ暑いのに、もっと熱く感じる。
もうちょっと年齢をね、考えてくれないかな?
「ん、ここも違います。」
「え?」
「はい、ここ・・・。」
って、だからドキドキするからあんまり近づかないでよー!
心臓の音、伝わりそうだよ・・・?
「あ、あの!!」
「ん、なんです?」
「・・・その、えと・・・。暑いです。」
正確には近いから暑いんだけど、近いとか、一言ではなんか言えないし、遠回しの言い方に。
ってか、遠すぎる?
「・・・夏バテですか?」
「いや、そうじゃ「ちょっとまって。」
すると前髪をかきあげた。
うわ、かっこいい・・・。
コツン。