第2章 王様のバーカ！：シンドバッド

セリシアSIDE


「養子にでもなるか？」

・・・は？

「俺がお父さんなのが嫌ならあにでもいいけど。」

「え？」

ちょっと待って、この人どうとらえたの？

「いや、セリシアに甘えたい兄や父がいるなんて知らなかったな。このブラコン！」

「違うし・・・。」

「ん？」

「ブラコンじゃないし！最低！もう知らない！」

訳わかんない！
何でこんなバカ王を好きになったんだろ！？

「王様のバーカ！！」

力いっぱい叫んでその場を離れた。