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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第4章 壁に耳あり/沖田


突如として襖をブチ破ってきた白髪とロン毛のお侍様。

そして、その上に重なって倒れている茶屋のおやっさん。

白髪はその手にビデオカメラを握り締めてギャーギャー喚き散らしている。

『え……な、誰…この人達』

私は混乱した頭でおやっさんに問うた。
しかし、おやっさんは答えない。

「いやー違うんだよ」
「銀さんがねどうしてもって」
「ワシは何も見てないからね」

等と意味不明な供述を繰り返している。

チャキ……ッ
刀の鍔が揺れる音がした。

音の方を見やると瞳を真っ赤に染めた総悟が刀を構えている。

「ひっ……そ、総一郎くん!早まるなって!別に俺はあれだよ?これを弱みに真選組を揺すろうとか、そんなんじゃないからね⁉︎」

「そうだぞ総一郎!俺達は断じて覗きなどしていない!ちょっと盗撮してただk」

「ヅラァァ!黙ってろテメェ‼︎」

白髪とロン毛の盗撮魔は必死に言い訳をしていたが、時既に遅し。

「旦那方……覚悟は出来てやすね?」

そう言って微笑んだ総悟はまるで悪魔のようだったと、ボコボコにされた茶屋の爺は後世に語り継ぐのであった。

「ぎィやあああ!」
「許してェェェ!」
「ごめんなさァァァい‼︎」



[壁に耳あり]完
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