第4章 壁に耳あり/沖田
『総悟……大好き』
愛されてるな。
幸せだな。
総悟と居ると心からそう思う。
「ん、俺も」
彼の優しい笑顔や熱っぽい視線。
それはどれも私だけに向けてくれる特別な物で。
「……悪ィ、やっぱ我慢出来ねェ」
『あ、ん……っ』
総悟がキスしてくれる度に思うんだ。
この幸せがずっと、
これからもずっと、
永遠に続けばいいのにって。
「なァ、触って……?」
総悟の可愛いらしい“おねだり”に心臓が跳ねた。
膨らみにそっと手を這わせれば総悟は切なげに眉を顰める。
『すごい、硬い……ね』
「あァ……一人で抜いてる暇もなかったもんでね」
ったくお巡りさんも楽じゃないぜィ。
隊服のジッパーを自ら下ろして総悟は悪戯に笑った。