第1章 SHE IS MY.../ジャン
ピタリとした生地の下着を捲り下ろすとジャンの愛欲が露わになる。
硬くなった陰茎は蕾に挿入される時を、今か今かと待ち侘びているようだ。
「付け方、分かる?」
避妊具を手渡されたは再び頷いてジャン自身に触れた。
先走りの汁が滴る先端にそっとゴムを当てがう。
ギュッ
独特の音を響かせながら薄いピンクの膜を下ろしていくと、ジャンの陰茎が小さく反応するのが分かった。
「やべ……たまんねぇな」
好きな女に避妊具を付けてもらったのは初めてだ。
ジャンは自身の中に新たな性癖が生まれるのを実感する。
興奮のメーターが振り切った状態の彼は、をめちゃくちゃにしてしまいたい衝動と必死に戦っていた。
惚れた女にはあくまで優しくしたい。