第8章 痛いのがお好き/兵長,ジャン
「……っん、う」
痛みと同時に襲ってくる快感。
言っておくが兵長に踏まれて喜んでる訳じゃない、これはあくまでさんに見られてるから興奮してるんだ。
全力でそういう事にしておきたい。
「おい……お前、男にも欲情するのか?気持ち悪い」
「違っ、そんな……こと、」
いつの間にか恥ずかしい程に膨れ上がってしまった下半身は、兵長のちょっとした動きにも反応する程に敏感になっていた。
抑えようとしても上がってしまう息。
そんな俺を見た兵長は、今日一番の悪どい笑みを浮かべるとベッドに横たわっているさんに向かってこんな事を言ってのけた。
「、お前の口で抜いてやれ」