第5章 止められない想い。【裏要素あり】
悠「……今日はもう、我慢するよ。さすがに疲れたな…そろそろ寝ようか?」
「……うん。ねえ…このまま……くっついたままで寝てもいい///?」
少しでも悠にくっついていたくて、私は勇気を出してお願いしてみる。
彼は優しく微笑むと私の額にキスを落とし、「もちろんだよ」と言った。
悠に抱き締められながら寝るのは、ドキドキするけど、とても安心する。
彼の体温と呼吸を感じ幸せに浸っていたが、気がつくといつの間にか眠りについていた。
そんな私をとても愛しそうに見つめる悠。
悠「……好きだよ。花音……」
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ふと、目覚めるとすぐ横に彼の顔がありドキリと胸が跳ねた。
整った眉や長い睫毛、筋の通った高い鼻。
少し薄めの綺麗な形をした唇。
どれもとても綺麗で思わず見惚れてしまう。
彼の柔らかい髪を撫でるとスルスルと指の間を髪が滑り、とても心地がよい。
「悠………大好き」
私はそっと悠の唇に自分を重ね、ベッドから出て身支度を始めた。
下着は悠が洗ってくれたようで(恥ずかしい///!!)
ブラもパンツも服と一緒に綺麗に畳まれていた。
顔を洗い、メイクと着替えを済ませ、朝ごはんの準備に取りかかる。
冷蔵庫の中にあった卵やら野菜を使い、フレンチトーストとサラダを作った。
我ながら良い出来だわ♪
悠……喜んでくれるかな??
しかし、肝心の彼はまだ寝ている様子だったので、私は起こしに行くことにした。
ベッドには綺麗な寝顔をした悠が規則正しい寝息を立てていた。
「悠~~起きて~?」
声をかけるが、全く反応はない。
私はベッドに上がり、彼の顔に近づき再び起こそうとした。
「__っきゃぁっ!?」
気がつくと私は彼の腕の中に逆戻りしていた。
「悠っ///?!起きてたの?!」
悠「おはよう…… 花音。」
頭上から聞こえる声は少し掠れていて、妙な色気を帯びていた。