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Liebe ohne Anfang(進撃:ベルトルト夢)

第1章 Liebe ohne Anfang


 ただ、悲しい事もあった。恐らくはもう彼とは会えない。兵士として働けない以上、彼とは同じ道には進めない。そしての話をよく聞いているベルトルトの事だ。きっとが超大型巨人の正体を知っている事に気づいているだろう。口止めをしていない時点でが信頼されているのは確かだ。しかし、だからと言って会える可能性が皆無には変わりない。穏やかな性格をした彼なら、これ以上が巨人による苦痛を思い出さないように、接近を避けるだろう。



 壁の向こうからはまだ、悲鳴や叫びが聞こえる。人類対巨人の戦いは、まだ続くのであろう。は今の状況に似つかわしくないほど青い空を見上げながら、ベルトルトと過ごした時間を振り返った。
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