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【ハイキュー!!】〜もう一つのstory〜

第8章 私は兄が嫌いで好き?〈及川徹〉


私は嫌々ながら三年の教室に向かった。


兄のクラス。


開いているドアにいる男子の先輩に声をかけた。


「あの私、及川朱鳥って言うんですけど兄いますか?」


男「ん!?ああ!!あんた及川の妹!?マジ似てる!!女バージョンの及川だ!!」


私の顔を見るなり笑いながらいう先輩。


ここでもか…!

つーか…殴っていいかこの人!?
あんな兄と似てたまるか!!


男「おーい!!及川〜妹ちゃん来てるぞー!!」

男子の先輩が教室の中方を向いて兄を呼んだ。


徹「え!?マジ!!」

教室の方から兄の声がして走ってくる音が聞こえてきた。


そして


徹「わ〜〜!!本当に朱鳥だぁ〜〜!!!!!」

兄が教室から出ると私は逃げる間もなく兄に抱きつかれた。


「ちょっと!!いきなり抱きつかないでよ!!」

及「何!?どうしたの!?もしかして俺と一緒にお昼食べたくなったとか!!?」


私の話は無視か!!


「そんなわけないでしょ!?これ渡しに来ただけ!!」

私は兄に家の鍵を突き出す。

徹「ん?家の鍵…?」

キョトンとした兄に私が説明する。

それと同時に私を抱きしめていた兄の腕がゆるくなった。

その隙に兄の腕をはらって制服を整えた。


「そっ!今日部活ないでしょ?たぶんそっちの方が早く帰ると思うから渡しに来たの。」


徹「え?部活がないのは朱鳥も一緒でしょ?同じバレー部なんだから!!」


「私、今日は買い物して帰るから。」

徹「だったら俺も一緒に行くよ!」
「…別にいいよ。ついて来なくて」

徹「そんなこと言わないでよ〜。大切な妹に重い荷物持たせられないでしょー?」




マジでやめてほしい。
そうゆうこと言うの。


めっちゃ恥ずかしい。



だけど嫌だといってもついてくるだろうし、ギャラリーが増えてきた。

「もーわかったよ!!じゃ放課後玄関に集合ね!!」

そう言い残し私はその場を立ち去った。



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