第8章 私は兄が嫌いで好き?〈及川徹〉
学校の校門が見えるとそこには
女子の大群があった。
彼女たちのお目当てはこの兄。
兄を見つけるなり
『及川さーん!!!』
と迫ってきた。
毎朝ご苦労なこった。
私と岩ちゃん先輩はスッと兄から離れて女子の大群を避けた。
だが兄は彼女たちに囲まれてしまった。
そんな兄をほっておいて
私と岩ちゃん先輩は校舎に向かう。
徹「えっ!!ちょ…ちょっと!!朱鳥〜岩ちゃん〜おいていかないでよ〜!!」
兄が叫んでいるがそんなの無視。
「あんなのがどうしてモテるのか私にはわかりません。」
岩「奇遇だな俺もそう思う。」