第76章 遊園地デート〈青根高伸〉
ジェットコースターは少しの並んでたけど、その間もお話ししながら待ってたからそんな長くは感じなかった!
ジェットコースターの席に座ってバーが降りると、絶叫系が平気な私でもさすがにドキドキしてきた。
すると右手がぎゅっと感じて見てみると高伸くんが手を握っていた。
しかも恋人繋ぎ……。
チラッと顔を見ると少しの赤くなっていて可愛かった。
乗り終えると二重の意味のドキドキから解放された気がした。
そんな私を見ていたからか高伸くんは空いているベンチを指差して
高「あそこで少し休もう。」
って言ってくれた。
ベンチに私が座ると
高「何か飲み物買ってくる」
と言って行ってしまった。
私は少し息をついて体の力を抜く。
そして
楽しくてこんな日がずっと続けばいいなと思った。
その時だった──。