第76章 遊園地デート〈青根高伸〉
男A「ねー君、もしかしてひとり?」
現れたのは男の人が二人。
「え…?」
男B「じゃあ俺らと遊ばなーい?」
男A「君可愛いしさ何でも奢っちゃうからさ!」
「い、いやあの……私……。」
それがナンパだとわかり私は拒んだ。
だけど男の人たちはニヤニヤと笑みを浮かべながら寄ってくる。
男B「そんなびくびくしなくていいって!こんなところでひとりでいるって誘ってもらえるの待ってたんでしょ?」
「ち、違います……私は…!」
男A「大丈夫だからほらっ!」
ひとりの男の人が私の腕をグイっと引っ張った。
「ちょっ!やだ離して!!!」
男A「いいからいいから!」
男子たちは私の話も聞かずズンズンを歩き出しす。
私は必死に抵抗するけど、男の人の力が強すぎて振りほどけなかった。
もう、ダメかと思った瞬間
男の人の腕を振りはられて私は解放された。
そして目の前には
高伸くんの背中があった。