第76章 遊園地デート〈青根高伸〉
遊園地についた私たちはパンフレットに載っているマップを見ながら歩き出した。
普段無口だからなのか、それとも私が彼女だからなのか………いやたぶんどっちもなんだろう、高伸くんは私の行きたいところを優先にしてくれた。
嬉しいけど、ちょっと申し訳ない気もした。
「ねー?高伸くんは乗りたいやつとかないの?」
高「俺は朱鳥の乗りたいのなら何でもいい。」
「でもそれじゃ気使われてるようで嫌だよ…。せっかくのデート何だもん、二人とも楽しみたいよ!」
高「じゃ…。」
そう言って指差したのはこの遊園地で人気のあるジェットコースターだった。
「わかった!行こー!」
私は高伸くんの手を引っ張って走り出した!