第75章 私の中のヒーローへ〈金田一勇太郎〉
「あ、何朝からイチャついてるの?金田一!?」
と、そこにちょうどバレー部の主将である及川さんが遠いかかって言った。
勇「及川さん!?、ち、違いますよこれは……!」
勇くんは慌てて否定した。
「私が転びそうになったのを勇くんが助けてくれただけです。」
私も勇くんに合わせて事情を説明する。
及「え?そうなの?なーんだ。ふたり仲いいもう付き合ってるのかと思ったよ~!」
勇「いや、俺達ただの幼馴染みで、そういう関係じゃないですから!」
少し笑いながら答える勇くん。
確かに付き合ってないし、告白もしてない。
だけど、勇くんの口からそう終われるとやっぱりちょっとキツいものがあって少し落ち込む。