第67章 トリップ体験〈in烏野〉
そして、部活終了後、大地さんが肉まん奢ってくれるということで坂ノ下商店に向かうことになった。
春?ぐらいということもあって、外はまだ少し寒く、烏野のあの黒いジャージを着て清水先輩と仁花ちゃんを待っていると。
「あ?日向は?」
影山くんが辺りを見回しながらやって来た。
「もう行ったと思うけど?」
影「あ!!?先越されて!!!」
そう答えると火が付いたように影山くんの目が変わり、一気に走り出した。
縁「あいつら、部活終わったばっかなのに元気だな。」
田「ホントだよな。どこにそんな体力あるんだよ。」
西「と、俺らもそろそろ行くかー!黒羽も早く来いよー!」
「は、はーい!」
影山くんのあとから二年の先輩達が歩いてきて、そう言ってから先に坂ノ下商店に向かっていった。