第66章 愛するがゆえに〈猿杙大和〉
木兎「オーッス!黒羽今日もちっこいなぁ!」
「ちょっと!!髪ぐしゃぐしゃにしないでよ~!」
体育館で準備をしていると、入ってきた木兎に頭を荒く撫でられた。
木兎「いやーちょうどいいとこに頭があるからついなー!」
「もう…。」
私が手櫛で髪を整えていると。
木葉「おっ!黒羽今日は早いな!」
「あ、木葉くん、小見くん。」
小見「今日は寝過ごさなかったんだな!」
「んな毎日寝坊しないよ!っていうか、昨日しか遅刻してないから!」
そう言い換えたけど、彼らは軽く笑って体育館の中に入っていった。
ご覧のように、大和だけじゃなく、バレー部のいろんなメンバーからからかわれるようになった。