第64章 初めての彼女とデートと…〈金田一〉
そのあとはまぁ…遊園地だし、アトラクションに乗ったり、お昼食ったりして過ごした。
そして、もう帰る時間がなくなってきた頃。
「あー!お化け屋敷あるよー!勇くん入ろうよ!」
そうお化け屋敷の方を指差して言った。
勇「え?あ、うん、いいけど…。」
と言って俺たちはお化け屋敷に橋を踏み入れた。
だけど、正直俺はお化け屋敷とか得意じゃなくて、緊張が悪化した。
「うわーなんか雰囲気あるね。」
勇「そ、そうだな。」
薄暗く、所々不気味な光がある道を朱鳥と手を繋いで進んでいると。
「もしかして勇くん怖いの?」
勇「べ、別に…そんなんじゃないって……!」
朱鳥に気づかれそうになって焦った。
せっかく朱鳥と付き合ってこうしてデートをしているのに、カッコ悪いとこなんて見せたくない。
これって普通のことだろ?
そんなことを思いつつお化け屋敷の奥へ進んだ。