第60章 幸せすぎる日常〈月島蛍〉
「おじゃしまーす。」
蛍のあとに続いて家に入る。
蛍のお母さんは買い物に行ってるみたいで家の中は静かだった。
蛍「先部屋行ってて。場所わかるよね?」
「うん、大丈夫。」
蛍に言われて二階にある蛍の部屋に入り、鞄を置いて腰を下ろす。
付き合って何度か来たことはあるけど、やっぱり蛍の部屋は落ち着く。
蛍「ねぇ、ケーキあるけど食べる?」
落ち着いていると蛍がケーキとアイスティーを持って入ってきた。
「うん、食べる!」
蛍「二つあるけど、ショートケーキとモンブランどっちがいい?」
「モンブランでいいよ!蛍はショートケーキがいいんでしょ?」
蛍「別に、どっちでもいいんだけど。」
「照れちゃって…カワイイ!」
蛍「…っ。うるさいなぁ、あんま言うとあげないよ?」
「うわぁ!ごめんごめん!もう言わない!!」
つい口が滑って慌てて謝った。