第60章 幸せすぎる日常〈月島蛍〉
「ねぇ、いつものことだけど、先輩に対してああいう態度とっていいの?」
学校を出てから私はそう蛍に聞くと
蛍「別にいいでしょ。本当のことなんだから。」
って全然反省してないようだった。
「そうだけどさ~。」
そしたら蛍がいきなり歩くのをやめて私の方を向いた。
蛍「それよりさ、せっかく二人っきりになれたんだから余計な話しないでよ。」
「あ、ご、ごめん。」
蛍「…ま、わかればいいんだけどさ。」
そう言ってまた私の手を引きながら歩き出した。
もしかして妬いてた?ちょっと可愛いかも!
なんて心の中で思ったけど、蛍に言ってら嫌な顔されるだろうから黙っておくことにした。