第50章 もし……叶うなら〈松川一静〉
友1「あ、朱鳥帰って来た!」
体育館に戻ると友達や先輩が駆け寄ってきた。
先1「どう?大丈夫?」
「あ、はい!軽い捻挫で今はそんな痛くないので大丈夫です。」
先1「そう。それなら良かった……って何ラケット持ってるの!?」
先輩と話ながら自分のラケットを持ったら先輩に注意された。
「え?」
先1「軽い捻挫でも、今日は休んでなさい!悪化して試合出られなくなったらどうするの?」
「は、はい。すいません。」
その日の部活は大人しく見学して過ごした。
帰り道、友達に告白したことを話した。
友1「えー?告った?!!」
友2「しかも、大会で優勝したら付き合って欲しいなんて…。よく、断れなかったね。」
「うん、私も驚いてる。でも……こうなったら優勝出来るように頑張る!!」
友1「あーだから帰ってきてからあんなにやる気満々だったのね。」