• テキストサイズ

【ハイキュー!!】〜もう一つのstory〜

第50章 もし……叶うなら〈松川一静〉


部活が始まり、打ち合いをしているとき、
ネットを挟んだ体育館の反対側では男子バレー部が3対3の試合をしていた。


私はそれに出ていた松川先輩に見とれてしまった。

友1「朱鳥~シャトル行ったよ!!」


そのせいで、友達が打ったシャトルを見逃して、シャトルはネットをすり抜けバレー部側の方まで行ってしまった。



「わっ!ご、ごめん!!取ってくる!!」


そっとバレー部の体育館の方に入り、ひょいと、シャトルをラケットとる。


はぁー。こんなんじゃダメだよね…。
ちゃんと集中しなきゃ……。


そう、思っていたときだった。


「あ、危ないっ!!!」

驚いて声のする方を見るとバレーボールが勢いよく私の方に飛んできた。

「……え?!!……やっ!!!」

バレーボールは私の肩に当り、私はバランスを崩して後ろから倒れてしまった。


そこに及川先輩を含むバレー部の何人かとバド部の友達や先輩が心配して来た。


及「ごめん!怪我してない?」


先「朱鳥、平気?!」

「は、はい…。」
皆から心配され私はいきなりでまだ下を向いたまま返事をした。


「悪い、大丈夫か!?」

そして、一人の手が私の目に映る。

「は、はい。大丈…ぶ!?」

差し出した手を見て、顔をあげるとすぐ目の前に松川先輩がいて、驚いた。

「だ、大丈夫です!それに、ボーとしてた私も悪いので!!」

私は動揺を隠しきれずに早口になり、立とうとしたとき。

「イッ……!!」

ズキンと痛みが走った。

/ 781ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp