第48章 図書室での恋〈木葉秋紀〉
その翌日。
告白しようと思うと授業が聞こえず、告白することしか考えられなかった。
それに、フラれることを思ったら不安で仕方なかった。
そして昼休み。
告白するタイミングを待っていたら先に彼の方から言い出した。
木「なぁ、今日黒羽元気なくね?」
「へっ?!そ、そうかな…?!!」
木「なんつーかボーとしてる。俺でよければ聞くけど?」
私は勇気を振り絞って言った。
「あ……あのね……。私……木葉くんが好き…!!」
木「え…?」
「もう、どうしよう無いぐらい好きなの…!私と木葉くんじゃ本の趣味が同じってだけで性格とか皆からの人気とか全然違うから、釣り合わないかもしれないけど、それでも私、木葉くんが好き…。……だから………付き合ってください……!!」
私は返事が怖くて目をつぶった。