第48章 図書室での恋〈木葉秋紀〉
放課後。校門の待っていると走ってくる彼が見れた。
木「黒羽、ごめん待った?」
「うんん、全然。」
木「そう?じゃあ行くか!」
それから
私たちは学校近くの本屋や、駅前の大型書店でいろいろ話をしながら本を選んだ。
そして、私がバス通ため彼はわざわざバス停まで送ってくれた。
木「今日はありがとな!」
「うんん、私もいい本見つけられたし、こちらこそありがとう!」
木「あ、そうだ、これ、今日のお礼。俺、こういうセンスあるかわかんないからさ気に入るかわかんないけど。 」
そう彼が渡したのは花柄の栞だった。
「わぁ!可愛いー!!私こういうの好き!」
木「マジ?よかった。」
「あ、でも本当にもらっていいの?本屋付き合っただけなのに…。」
木「いいんだって!つーか、俺が持ってても似合わないだろ?!」
「じゃ…ありがたくもらっとくね!それじゃまた明日!」
木「おう、気を付けてな!」
私はちょうど来たバスに乗り込んだ。
それから私は家に帰って自分の部屋に入ると、さっき貰った栞を眺めた。
すごく嬉しくて顔がニヤニヤしているのがわかる。
そして、思った。
あぁ、もうダメだ。
この気持ちを押さえきえない。
私、本当に木葉くんが好きなんだ…。
そして、怖かったけど告白するのを決意した。