• テキストサイズ

【ハイキュー!!】〜もう一つのstory〜

第4章 一年の差 〈黒尾鉄朗〉


そこに――

ヒヤッ

「にょりぇぇ!?」

いきなり頬かひんやり冷たいものが当たって声をあげた。

ク「おまっ…!!人ならざる声出すなよ…。」

振り向くとクロが立っていた。


「だっ…だってビックリしたんだんだもん!…ってジュース?保健の先生は?」


冷たいものの正体はクロが持っていた缶のオレンジジュースだ。


だけど肝心の保健の先生の姿が見えない。


ク「あーなんか保健の先生、今日見回りの当番で校舎歩き回ってるみたいなんだ。


だから代わりに俺が手当てする。」

「えっ!?」


クロは私にジュースを渡すと救急箱を持ってきて私の前に座った。

ク「とりあえずくつ下脱いどけ。」

「ちょ…手当てなんて出来るの?」

ク「たぶん捻挫だろ?湿布貼って包帯巻いとく。だから早く、くつ下脱げって。」

クロは救急箱から湿布と包帯を取り出した。


「う…なんかハズい…。」

ク「あ?そんなこと言ったら手当て出来ねーだろ?」

「わ、わかってるよ」

私は少しためらいながらくつ下を脱いだ。

するとクロは私の痛めた足を持った。

ク「あーやっぱ捻挫だな。腫れてるし。」

そう言って湿布をペタッと貼る。

ひんやりして背筋か少しゾッとした。

/ 781ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp