第41章 ドSの大王様 〈及川徹〉
翌日。
俺は昼休みに朱鳥を探して図書室に
やって来た。
結構本好きなんだよね~あの子♪
と!いたいた!
本棚の高いところにある本を
背伸びして取ろうとしていた。
本当小さくてかわいい。
徹「朱鳥~見っけ!!」
「きゃあ!!?と、徹先輩!?もう!驚かさないで下さい!」
肩をビクッと振るわせてる反応とか
本当ヤバい。
徹「ごめんごめん♪
あ、これでしょ?取ろうとしていた本。」
朱鳥か取ろうとしていた本を取って目の前に見せた。
「あ、はい。ありがとうございます。」
本を受けとると軽く頭を下げた。
徹「うん。じゃあさ、本取ったお礼に俺の言うこと聞いてよ?」
「え?」
徹「今日の放課後、視聴覚室で待ってるから絶対来てね?」
俺は朱鳥の答えを聞かないままその場を後にした。
でも俺は確信していた
朱鳥は必ず来るって。