第40章 勘違いと恋〈金田一勇太郎〉
勇「え…?」
思いもしない言葉に驚いた。
「勇くんにとって私は妹みたいでしかないかもしれないけど……。」
勇「ちょっ……え?朱鳥は国見と付き合ってんじゃないのか?」
そう問うと朱鳥は一瞬キョトンとした顔をした。
「え?国見くんと?
そ、そんなわけないじゃん!私の好きなのは勇くんだけだもん!」
でもすぐに顔を赤くしながら朱鳥が言い張った。
勇「じゃこの間、二人で昼休みに話してたのは何だったんだよ?」
「昼休み…?あ!あれは相談に乗ってもらってたの。どうやって勇くんに告白したらいいかって…。」