第40章 勘違いと恋〈金田一勇太郎〉
それを聞いて
今までずっと悩んだりしていた時間は何だったんだろうと思った。
俺たちはずっと両思いで
それを俺はずっと勘違いしていたんだから。
勇「俺も。」
「え…?」
勇「俺も好きだよ朱鳥のこと。」
「ほ、本当に?」
朱鳥の顔がパアァとなってキラキラと
目を輝いた。
勇「あぁ。マジで好き、朱鳥のこと。」
「嬉しい……。本当の嬉しいよ。ありがとう勇くん!」
そういうと
ほんのり涙を流しながら微笑んだ。
勇「じゃ…俺そろそろ行くわ。」
「うん!応援してるね!」
お守りもそうだけど
その朱鳥の笑顔が何より
今日の試合への力になった。
勇「おう!これありがとな!! 」
END
-勘違いと恋-