第1章 長期片想いの結末 〈月島蛍〉
「蛍…。あのさ勉強おしえてくれない?」
テスト間近。私は蛍に頼んだ。
蛍「は?なんで?」
蛍の少し冷たい言葉に負けずに話した。
「私、文系はいいんだけど理系苦手で…今回のテストは範囲広いし、難しくて…。蛍は全教科点いいでしょ?」
蛍「そういえば君…昔から数学とか科学の成績悪くて補修されてたっけ。」
「うん…だから少しでも点取れるようにないたいんだ。」
本当はバレー部に入って一緒にいることが少なくなってきた蛍と少しでも一緒にいられるきっかけがほしくて考えた案なのだ。
蛍「……いいよ。じゃあ明日の放課後、図書室で。」
「ホント!?ありがと!!」
以外だった。きっと断られると思ってたから。
嬉しい半分私なんかのために勉強に付き合ってくれる蛍たのためにも頑張ろうと思った。