第28章 恋愛ごっこ 〈花巻貴大〉
花「黒羽?おい、黒羽!」
「へっ!?」
ボーと考えながら歩いてて花巻くんに声をかけられてびっくりして我に帰る。
花「どうしたんだよボーとして?」
「あ…えーっと………そう!!バレー部って仲いいなって思って!!」
戸惑いながら私は必死に誤魔化かした。
花「あ?そうか?」
咄嗟に言ったけど
バレー部が仲いいと思ってたのは本当のことで、たまに部活を見に行くといいなと思ってた。
「そうだよ!顧問に呼び出されたとはいえ校門まで一緒に来るなんて仲いい証拠だよ!」
花「そんなの、たまたまだろ?」
「そーかな?でも何かいいなそういうの。羨ましい。」
花「なんだよそれ!!」
いつも花巻くんと一緒いるバレー部の人たちが本当羨ましいって思ってしまう。
そんな話をしているうちに予約したカフェについた。
店員に案内され席に座り
注文をした。
花巻くんはシュークリームが乗ったシューパフェ、
私はチーズケーキセットを注文した。
「花巻くんって本当シュークリーム類好きだよね〜コンビニでもよく買ってるし」
花「まぁーな!!俺の一番の好物だし!でも黒羽だってチーズケーキ好きだろ?」
「うっ…まぁ…そうかな…。」
注文してからまたしばらく話していると
「お待たせしましたー」と
店員がシューパフェとチーズケーキセットを持ってきた。
食べようとしたとき店員がもう1品テーブルに置いた。