第3章 鈍感な二人 〈西谷夕〉
澤「お前等ってなんか兄弟みたいだな!!」
(え…!?)
夕「そうなんッスよ!!こいつ俺がいなきゃどうしよもなくて!!」
澤「いやそうじゃなくて、黒羽が姉で西谷が弟だってこと!」
夕「えっ!?」
菅「ああ確かに!!しっかり者で面倒見のいいの姉とやんちゃで姉に逆らえない弟な感じするな!」
そう言われ夕は少しショック受けたみたいだ。
「ま、まぁ夕も頼りになるときあるし、私よりいいとこいっぱいあります!!」
思わず庇ってしまった。
ハッと気づき少し恥ずかしく感じた私は
「じゃ、私はこれで…!夕のことこれからもよろしくお願いします!!」
と頭を下げてその場を離れようとした。
夕「俺すぐ着替えてくるから待ってろよ?どうせクラス一緒なんだから!」
そう引き止める夕に振り返って言う。
「今日、私日直で職員室に行かないと行けないの。じゃまた教室でね!!」
私は軽くてを振ってその場をあとにした。