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【ハイキュー!!】〜もう一つのstory〜

第3章 鈍感な二人 〈西谷夕〉


澤「あれ?黒羽じゃないか!」
菅「本当だ!また西谷の忘れ物届けに来てくれたのか?」
田「お前も大変だな!」

やって来たのはバレー部の先輩の澤村さんと菅原さん、同級生の田中くんだ。

「あ、おはようございます。澤村さん、菅原さん、田中くん。まぁ…慣れましたよ。」


夕「あ?なんだお前人見知りじゃなかったか?龍はともかく、大地さんや菅さんとも普通に話せるだな?」
夕は私が普通に他人と話しているのを見て聞いてきた。

「いやーだって毎日のようにバレー部に来れば顔見知りにもなるって…。慣れればそんな緊張しないし、廊下とかですれ違うときも声かけもらったしてるから。」


夕「そうなのか?」

「うん。…あ、それより!夕、この前のテストまだ親に見せてないでしょ!?今日弁当頼まれたときに『いつテスト返ってくるの?』って言われたんだけど、もう一週間も前に返ってきてるよね?」


夕「うっ!!お、お前…言ってないよな!?」

慌てた顔をする夕。

「まだ言ってないけど、夕が渡す気ないなら言う。」

夕「うおぃ!!やめろよ!!せっかく忘れるの待っているんだぞ!!」


「…はぁー。そんなことして何の意味が…。いい加減正直に渡しなよ。いい点取れなかったのは自業自得なんだし。あ、それとも私が夕の隠してる所からテスト取って渡そうか?『夕はいつも授業中寝てます』ってコメント付きで。」


「なんで俺がテスト隠してるとこ知ってんだよ!!」

「何年一緒にいると思ってるの?もう夕の考えはお見通しだって!」
自慢気に答える。


「わかった…渡せばいいんだろ!?渡せば!!」


「うん!!」
そう言って私は少し背の低い夕の頭を撫でた。

夕「頭を撫でるな!!」

嫌がる夕を見て私は笑った。


そんなやり取りを見てい澤村さんが口を開く。

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