第25章 別にシスコンじゃねーよ 〈黒尾〉
兄(バスケ部ってことは
俺らとほとんど同じだな…
あいつ…なんで
俺になにも言わずにバスケ部のやつ何かと…………)
回りがいろいろ言っているが俺はリエーフの言葉を理解するとある決断をした。
兄「お前ら、部活の後、暇か?」
夜「何だよ?いきなり…。」
兄「朱鳥とその2年の男子がどこいくか後付けようと思うんだ」
そうある決断というのは
朱鳥の後を追うと言うこと。
尾行ともいうか…?
夜「は?別にそこまでしなくても…。つーか朱鳥ちゃんも子供じゃ無いんだし平気だろ」
兄「アイツは天然でお人好しで無防備なんだよ!!昔から危なっかしだ。誰が見守ってやんねーと…。」
妹の心配するのは兄として当然だろ!?
全員(うわっ………こりゃ完全にシスコンだわ…。)
他のメンバーが呆れたように俺を見ている。
研「クロ…昔から朱鳥のことになると異常だよね…。」
兄「研磨…なんか言ったか?」
研「……別に……。」
兄(いやさ…昔から一緒にいる研磨ならいいさ。だけど、どこの馬の骨とも知らないやつが朱鳥とどっか行くなんて…。)