第25章 別にシスコンじゃねーよ 〈黒尾〉
兄「………。昨日アイツの焼いたクッキーを1つ食べちまったんだ。何も言わずに。
けどよ1つだぜ!?別によくねーか?」
「よくない!!1つでも勝手に食べたには変わりないんだから!!」
夜久に説明すると朱鳥に聞こえたらしく朱鳥がまた怒り出す。
兄「そんな怒るなよ…。ったく昔はもっとおとなしくて可愛かったのにな…。」
「お兄ちゃんだって!!!」
夜「あーもうわかったからこんなとこでケンカすんなよ。」
夜久が止めにかかる。
海・犬「「おーす!!またケンカしてんのか本当仲いいな(っすね)」」
そこに今度は海先輩と犬岡がやって来た。
「なんで海さんも犬岡も夜久さんとおんなじこと言うの!?
別に仲良くないから!!」
ほほを膨らませて言うと。
海・犬「「おい黒尾(さん)、今回は何したんだ(ンッスか)!?」」
またしても2人は夜久と同じことを聞いてきた。
兄「おい、もうそれワザとだろ!」
ふと校門から見えるバスケ部な使う体育館を見ると他の女子バスケ部の部員達が集まっていた。
「あ、もうみんな集まってる!!
もうお兄ちゃんのせいだからね!!」
それに気づいた朱鳥はそう文句を言い残し部員達の方へ走ってった。
兄「おい、それは俺のせいじゃねーだろ!!……ったくあいつは…。」