第22章 忘れられない誕生日に…。 〈黒尾鉄朗〉
ク「そう落ち込むなよ…寝てるときしたのは悪かったって!!」
「あ…やっぱりしたんですね!?」
しまったとばかりの顔をしてクロ先輩目を反らした。
ク「いや…お前あんな寝顔で寝てるからつい…。
ズルいって思うなら今すればいいだろ!!」
「へ…?」
クロ先輩の言葉に一瞬思考回路が停止した。
ク「なんだよ…嫌なのか?」
少し恥ずかしかった。
だけどそれ以上に嬉しかった。
「……嫌なわけ
ないですよ…!!」
星空の下誰もいない学校の屋上で私はクロ先輩に抱き締めながらキスをした。