第22章 忘れられない誕生日に…。 〈黒尾鉄朗〉
しばらくして先輩が口を開いた。
ク「そういえば朱鳥さっき教室で寝てたろ?」
「はい、気持ち良くてつい…。」
ク「実はあん時こっそりキスしたんだ。」
「え!?…う…嘘ですよねの?」
ビックリして私はクロ先輩の顔を見た。
ク「さあ?どうかな?」
からかっているように笑うクロ先輩。
「ちょ…本当のこと言ってくださいよ!!」
ク「別にいいだろしてもしなくても!」
「よくないです…!もしそうだったら…ズルいです!!会うのも久々でキスなんてずっとしてなかったのに……私だけわかんなかったなんて…。」