第15章 君が好きなんです。 〈孤爪研磨〉
「なんでそんなこと思うの?」
研「だって……クロや夜久さんの方が女の子に人気あるし、俺はゲームばっかりでクラスでも浮いてるし…それに…」
私はそれ以上聞きたくなくて研磨の両方の頬をつねった。
研「ないふんのあふか!いはいよ…!(何するの朱鳥!痛いよ!)」
「それ以上自分とこ悪く言ったら本当に嫌いになるからね!!」
少し涙ぐみなから私は研磨の頬から手を離した。
「黒尾先輩がなに?夜久先輩どうだって!?私は研磨がいいから告白したんだよ!!私が見る目なかったみたいなこと言わないでよ!!」
自然と涙が流れた。