第10章 兄と妹と幼馴染み 〈月島蛍/影山飛雄〉
朝練を終え、一年メンバーで教室に向かった。
日向くんは一組で途中でクラスに入っていった。
私と飛雄くんは三組。蛍ちゃんと山口くんは四組。お互いの教室の前まで来た。
蛍「じゃまた後で。」
「うん!昼休みそっち行く!
あっ!!ねぇ蛍ちゃん、今日帰ったら数学教えて?」
蛍「また?いい加減自分でなんとかしなよ?」
「だって!わかんないとこはわかんないよ〜!」
私が頬を膨らますと
蛍「…はぁ…わかったから…。」
ため息をして了承してくれた。
とそこに
山「ツッキー!HR始まるよ!?」
飛「朱鳥!お前も早く教室入れ!!先生来るぞ!」
それぞれの教室から山口くんと飛雄が呼ぶ。
蛍「山口うるさい。わからってるから。」
「い、今行くって〜!!」
そう言ってお互いの教室に入った。