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君にもう一度~赤と黄色~

第8章 ゲームの勝敗


俺は二宮くんに腕を引っ張られたので

びっくりしつつも、咄嗟に鞄を持つ。

そのままなにも言わずに車まで引っ張られた。

車の前で、二宮くんは腕を離した。

「にのn「あのさ・・俺ん家で呑みなおさない?」

「え?・・・あ、うん」

色々とよくわからないけど、とりあえず

俺らは車に乗り込み

二宮くんの家へ向かった。



二宮くんの家に着いて__

「お邪魔します」

家に入った俺は、家を見回す。

「引いた?」

「え?」

「ゲームだらけじゃん?」

「んーん。すごいなって思って・・・」

「まぁ、昔のゲーム機とかあるしね」

「ファミコンとか?」

「おん、ありますよ?」

「すっげー。ソフトはなにあるの?」

「うんー、マリオばっかですよ?」

「マリオ好きなの?」

「ったりまえー。マリオは神ゲーだからね」

「そうなんだ。そういえば、スマブラが3DSで出るらしいね」

「うん。僕、買いますよ」

「俺も買おうかなー・・・」

「そしたら、一緒に出来ますね」

「うん。そうだね」

話しながら鞄を置いて、床に座る。

「櫻井さん。ビールくらいしかないんですけど」

「うん。大丈夫」

「はい」

二宮くんは、冷蔵庫からビールを2本取り出して

テーブルに置く。

ぷしゅ

俺らはビールをあけて

ぐびぐび

呑んだ。

「せっかくならゲームしましょうよ」

「うん。なにするの?」

「じゃぁ、スマブラにします?」

「うん」

二宮くんは、ゲームソフトを入れて

テレビをつけた。

「じゃぁ、負けたら罰ゲームありで」

「まじで?なんの罰ゲーム?」

「さぁ?」

この人は本当にわからない・・・。

まぁ、これくらいなら普通なの・・かな。

「うわ、久しぶりだわ」

「ふふ」

「俺ピットくんかなー」

「僕はもちろんマリオで」

「よーし、勝つぞー!」

「僕に勝つんですか?」

「もちろん!勝負だからね!」

『うりゃ!』『うわ!?あぶっ』

『あぁ!1機減っちゃった』

なんてゲームを楽しんでた。

まぁ、勝敗はもちろん・・・。

ボロ負けだったんですがね・・・。

「うわー、なんでそんな強いの?」

「僕をなめないでください」

「はぁー、でも楽しかったー。ありがと」

「じゃぁ、罰ゲームですよ」

「え・・・」


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