赤「アイシテル…」貴女「助けて…!」黒「必ずボクが助けます」
第10章 ボクとキミ
貴女side
貴女「テツヤ…」
黒「大丈夫でしたか!?」
とすごく焦るテツヤ。
貴女「大袈裟だなあ」
黒「妹が倒れたんですよ!急いで駆けつけない兄がどこにいるんですかっ!」
貴女「シスコンって言われるよ」
黒「別にいいです(キリッ」
おいおい。
赤「仲がいいな。いい兄妹じゃないか」
と横で微笑んでる赤司君もう征君って呼べないから…
黒「ありがとうございました。赤司君」
赤「いや、僕は付き添ってただけだよ。少し疑ってしまったが…やはり違ったなではない。僕には分かる。」
黒「そうですか…」
赤「ではこれで失礼するよ。」
と去って行った。
黒「帰りましょう。カントクには言ってあります」
貴女「テツヤは…「ボクもです。一緒に帰りなさいってカントクから言われました。言われなくてもそうするつもりでしたが…」」
黒「帰りましょう」
貴女「うん。帰ろう」
*****
赤司君が来たけど、何とかバレずに済んだ。
家に帰ってお風呂に入り横になった。
黒「大丈夫ですか?」
貴女「大丈夫だよ。でも…少しの間だけ…手を握ってて」
とテツヤの少し冷んやりした手を握る。
私は今ここにいる。
あの家じゃない。
あの人の所じゃない。
この家に居て、テツヤのすぐ傍にいる。
だから…もう大丈夫