第11章 監禁物語2
土「おい総悟。お前最近いいことあったのか?」
会議のあと、みんなが部屋から出た時に、マヨラー野郎が聞いてきた。
総「土方さんが死んでくれたらもっといいことがありまさぁ。と、いうことで死んでくだせぇ」
土「なんでだよ!!」
俺がバズーカを持って打つ様子を、いつものツッコミでかわす。
そんな様子をみて、「落ち着け」と促す近藤さん。
近「確かに、最近楽しそうな顔してるよな!」
総「土方さんをからかうのが楽しいんでさぁ」
土「んだとぉ!?」
楽しそうな顔か・・・
もちろん、心あたりはある。
近「なんだ総悟。嬉しいことでもあったのか?」
土「どうせ女でもできたんだろ」
タバコに火をつけながら適当なことをほざくマヨラーオタク。やっぱりこいつを貶めるには、屯所で禁煙状態にするしかないな。
そんなことを考えてると、近藤さんが急に真面目な顔になった。
近「そういえば、万事屋のとこの彼女、まだ見つかってないらしいな」
土「ああ、あの天パの女か。さすがにここまでやっても見つからないとなるとな・・・」
そう。大体、2ヶ月くらいまえに、旦那から捜索願いが出ていた。
総「早く見つかるといいですねぃ」
ここに二人がいなかったら、俺は心から笑っていたのだろうな・・・。