イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第14章 本心 ※R18
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が
部屋全体に響き渡る。
(あぁっ、もうだめ…)
ユーリは達しそうなサラの様子に気付くと
空いている方の手で
サラの口元を覆っている手を剥がし
華奢で綺麗な指を
唇に割り入れた。
「ん…ふぁぁっ…」
指で口内を犯しながら言う。
「声、聞かせて?」
蕾に添えている指を動かし
花びらに舌を入れたり出したり。
「あああっあっはぁぁっ…」
口内
蕾
花びら…
一度に激しく攻め立てられて。
頬を紅潮させ
虚ろな瞳で
あられもない声を上げるサラ。
その様子を恍惚の表情で眺めるユーリ。
「可愛い、サラ様
誰にも
見せたくないよ」
じゅるじゅる…
ユーリは
厭らしい水音を立てながら
花びらを吸い上げた。
「ああああっっ!!!」
その途端、
急激に快楽の波が押し寄せて
サラを激しい絶頂に押し上げた。
ユーリは
肩で荒く息を吐くサラを見下ろしながら
手の甲で自らの唇を
妖艶に拭う。
そして休むことなく
脚の間に割り入ると
さっとズボンを下ろし
反り返るほど滾ったユーリ自身を
一気に花びらの中に埋めた。
「ああんっっ」
達したばかりのサラの中は
愛らしくヒクついていて。
ユーリはいきなり
物凄い勢いで律動を始める。
「あああああっ、待ってっ…ユー…」
「だめっ、待てないよっ…はぁっ…」
ぱんぱんぱんぱんぱんぱん!!!
激しい音が部屋に満ちる。
「ユーリっ、…ああっ…激し…すぎるっああっ」
「サラ様っ…こっち、見てっ」
ユーリはサラの顎を捕えてこちらを向かせると
噛付くように深く口づけた。
「そのままっ、俺だけを見てっ、
目…逸らさないで」
キスの合間に
ユーリが吐息交じりに低く囁く。
いつも笑みを湛えているはずのユーリの
余裕のない表情と
その言葉に
サラははっと思い出した。
初めて、ユーリと身体を重ねたあの夜…
ユーリは同じ事ようなを言っていた。
『俺を見て…』
もしかしたら…
ユーリはあの時すでに自分の事を…?
しかし
そんな思考も快楽の渦に飲み込まれて、
サラは
また何も考えられなくなっていく。