イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第14章 本心 ※R18
「あぁぁぁっ!!」
サラはあまりの刺激に
背中を撓らせる。
ちゅば…ちゅば…
激しい水音を立てながら
ユーリはひたすら頂きを吸い上げたり
手できゅっきゅっと摘んで捏ね回したり。
乱暴にされているのに
わけが分からなくなりそうなほどの快感に
生理的な涙が滲み
飲み込まれていく。
「大好きなゼノ様に抱かれてどうだった?
気持ちよかった?」
(えっ?)
ユーリが何か勘違いをしていると悟ったサラは
慌てて答えようとするが
与えられる刺激が強すぎて
上手く言葉にならない。
「ユーリっ、違うっ、そんなっ…事…っ………ふぁぁっ」
ユーリはサラの乳房を
激しく攻め立て続けたままだ。
「まだ嘘を吐くつもり?
俺に気を使ってくれているのかもしれないけど
優し過ぎるよ、サラ様」
(ユーリっ、違う…
私、確かにゼノ様の部屋に行った。
でも
貴方の事がっ…)
「もういいよ、
何もかも忘れさせるだけだから。
俺以外の男の事、考えられなくさせてあげる」
ユーリはサラの手首を壁のフックから外し
ふわりと横抱きにすると
攻める言葉とは裏腹に
優しくベッドに横たえた。
そのまま
サラに跨り、
琥珀色の瞳でじっと見下ろす。
「もう、止められないよ」
ユーリはサラの顔の横に両手をつき
低く掠れた声で言う。
「思い知って?
俺がどれだけ我慢してきたか…
どれだけサラ様の事を想ってきたか…」
(えっ?どういうこと?)
心臓が早鐘のように高鳴る。
サラはその先の言葉を紡ぐユーリから
目を逸らせなくなった。
「もう……
わけが分からないぐらい
好き…
大好きなんだ、サラ様…」
琥珀色の瞳が揺れる。
その瞬間、
サラの胸は熱いものでいっぱいになって
何も言えず
想いが
大粒の涙となって
頬を伝った。
ユーリは少し目を見開く。
(泣かないでサラ様・・・
優しくしたいけど、大事にしたいけど)
「ごめんね、サラ様
本当にもう、止められないんだ」
そう告げると
ユーリはサラの脇腹辺りに身体を沈ませ
無茶苦茶にキスを落とし始めた。