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イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】

第6章 接吻 ※R18


サラの身体から力が抜けたのを感じとると
ユーリは
唇を下へ進めて行った。


鎖骨に辿り着くと
滑らかな肌に咲いた
赤い跡を優しく吸い上げる。


「んっ………は………」


小さく声を漏らすサラ。
チクリと甘い痛みが走る。


昼間の事をまた思い出しかけるが
「大丈夫」
またそう言って
ユーリが手を握ってくれたお蔭で
思い出さずに済んだ。


赤い跡の上に
新しい花が咲く。


「全部、消してあげる」


ユーリは更に
口づけの雨を降らせて行く。


昼間の悲しい記憶が
優しく塗り替えられていく。


サラの目には涙が溢れ
目尻からつーっと溢れた。


その事に気付いたユーリは
少し体を離し
心配そうに伺う。


「嫌だった?」


「違うの
よく分からないけど
なんだか
安心して…嬉しくて…」


「サラ様…」


ユーリは優しく目を細めると
サラの目尻を人差し指で
そっと拭った。


その指でそのまま

顎のライン
首筋を辿ると
夜着の襟元に手をかけた。


そして
流れるような仕草でリボンをほどき
サラの上半身を暴く。


はっとしたサラは
恥ずかしさに、思わず片手で胸を隠した。


その様子をじっと見つめていたユーリは
愛しそうに微笑み


「サラ様
とってもきれいだ」


そう言って
サラの手をそっと剥がした。

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