• テキストサイズ

イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】

第31章 【禁断の果実】~第8章 秘める~


[冷たい……っ]


肌と肌がぴったりとくっつくと、
いかにユーリの身体が冷えているか分かる。


[ごめんなさい、ユーリ。
私の為に、こんなに…]


苦しくなるほどの、ユーリの優しさ。
それを痛いくらいに感じ取り、
サラは、涙が零れそうになりながら
必死に、ユーリの身体を抱きしめた。


とくとく……鼓動が重なる。


互いに素肌を曝して、抱き合って…
とんでもなく恥ずかしいはずなのに
サラには、
そんなことを気にしている余裕はなかった。


苦しそうな吐息の合間に、
途切れ途切れに、
ユーリの怪訝な声が聞こえる。





「ひどい……



なに…してくれてんの……?



サラ…様と、裸で抱き合うなんて、したくなかったから
離れてた、のに…



サラ様って……傲慢で……



最低……



本当に、酷すぎるよ……



サラ様なんて、



大嫌いだ…」



サラの心が
ズキリと傷む。



それでも
ユーリになんと言われても
この行為を止める事は出来ない。



サラは必死にユーリの身体を抱きしめ、
摩りつづけた。




/ 268ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp