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イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】

第28章 【禁断の果実】~第5章 戯れる~※R18


荒い息が木霊する。
ユーリはベッドに頬杖をついて
悠然とサラを見詰めた。


[ユーリに……見られた…はしたないところ]


望まない行為に、快楽を感じ、
達してしまった羞恥と自己嫌悪が、サラを襲う。


「くすくす…
こんなに濡らして…
たまってたの?」


追い打ちをかけるように
ユーリは言葉を投げかける。


[ユーリ…ひどいよ…]


「まだ足りないんじゃない?」


ユーリは
執事服を全て脱ぎ
ぱさりと床に落とした。


「抱いてあげるよ、サラ様」


サラに跨るユーリ。
引き締まった体は
恐ろしいほどに美しい。


琥珀の瞳で妖艶に見下ろされると
金縛りにでもあったように
動けなくて。


「嬉しいでしょ?
大好きな俺に抱かれるんだから」


何故、こんなことをするのか。
もう
ユーリが分からない。


『ユーリが…こんな人だったなんて
知らなかった。
触らないで。
嫌い…大っ嫌いっ』


ユーリは冷たい眼差しでにやりと笑うと
猛々しくそそり立ったユーリ自身を
サラの中心に
一気に埋め込んだ。


『ひあっ…』


先ほどまでの愛撫で濡れそぼったそこは
容易くユーリを受け入れる。


「そう。
嫌いなんだ。
なら、
もう二度と、
俺を誘惑しないでね。

もししたら、
また同じ目に合わせるから」


『ひどっ、大っ嫌いっ………』


ユーリは腰をゆっくりと揺らし始める。


『あ……あ……』


ぱん…ぱん…ぱん…ぱん…
厭らしい音が部屋に響くと
サラが恥ずかし気に視線を逸らして
固く、固く、瞳を閉じた。


(ああ、かわいい。
もっと、サラ様……)


ユーリは律動を速めていった。



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