イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第28章 【禁断の果実】~第5章 戯れる~※R18
艶やかなサラの声と
厭らしい音と
ユーリの荒い吐息が響く。
感じ過ぎてわけがわからなくなったのか
突然
サラの腕が
ユーリの首に回った。
どきりとするユーリ。
(どうしよう…嬉しい…
サラ様…)
ユーリは切なげに眉を寄せると
一層激しく律動した。
必死にしがみつきながら
サラは告げる。
『ユーリっ、もう、だめ…
ああ…』
(サラ様…………
サラ様………)
ユーリは
言葉にしたいのを必死で抑え
心の中で
何度もその名前を囁いた。
と
サラが目を開き
ユーリと視線が絡んだ。
サラが驚いたような表情を見せる。
[ユーリ?]
サラの目に飛び込んで来たのは…
先ほどまでの獰猛さや妖艶さが消え
切ない程に
慈しむような眼差しでこちらを見下ろす
ユーリだったからだ。
が、
それも一瞬の事。
ユーリは
はっとした様に
また
獰猛な色を宿すと
「一緒にイッちゃおっか」
そう言って
激しく突き上げた。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱん………
『あっ、ユーリっ…もう…イ…』
「いいよっ、俺も、もう限界だからっ…っ
一緒に、気持ちよく、なろ……?」
『ああ…あ……あああああ』
びくん……びくん……!!
愛らしく身体を震わせて
サラが達するのを見届けると
ユーリは
腰を引いてサラの上に欲を吐き出した。