イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第28章 【禁断の果実】~第5章 戯れる~※R18
『きゃっ、や、やだっ』
ぞくり。
サラの肩が震える。
ちゅっ…ちゅっ…
水音を立てながら
ユーリは
耳の輪郭をなぞる。
『やっ、なに?……“お遊び”って……あ…』
「なにって……そのまんまの意味だよ。
誘ったのは、サラ様でしょ?」
『っ……意味がっ分からないよっ…
私はただ、ユーリがっ……』
「じゃあ、どんなつもりで好きなんて言ったの?
プリンセスと執事の恋なんて
許されるわけないの、
分かるよね?
それって、ただ単に
楽しみたいってことでしょ?
アラン様がいるくせに
欲張りなプリンセス。」
[なにを……言っているの?]
サラは
なんとか逃れようと
ユーリの胸を押し返した。
が
華奢に見える外見からは想像できない
鍛えられたしなやかな身体は
更に強引に
サラを抱きすくめ
自由を奪う。
ユーリは耳たぶから首筋に唇を這わせ
妖しく告げた。
「俺だって男だから、
女の人に……
しかもプリンセスに好きって言われて
悪い気はしないし。」