イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第3章 陵辱 ※R18
「あ…」
ハンカチは銀の糸を引いて離れていく。
突然の解放に、言葉が出ない。
「何か言いたい事はおありですか?」
侯爵がサラの瞳を覗き込む。
「あ………も…やめてください…」
消え入りそうな声でサラは訴えた。
その様子はプリンセスではなく、
男に怯えるただの少女だった。
侯爵は微笑みながら答える。
「いいですよ」
「えっ?」
こんな要求飲んでもらえるはずがないと思っていたのに…
「ただし
あなたがこちらの要求を飲んでくれたらですが」
「要求?」
「簡単な事ですよ。
私を、次期国王に指名してください」
「えっ!?」
「本当は、プリンセス制度の廃止をと思っていたのですが、
気が変わりました。
私は貴方に俄然興味が湧いた。
それに国王になったら楽しそうでしょう?
色々と。」
「そ、それは…」
「私を国王にしてください、プリンセス」
「そ、それは出来ませんっ…」
(そう、そんな事出来るわけがない。こんな人…)
侯爵は深くため息をつく。
「…貴方は、今ご自分が
どのような立場に立たされているのか
まだ分かっていないようですね」
侯爵は、
先ほどから弄られて敏感になっている蕾に
再び指を這わせた。
「あっ…」
そのままやわやわ動かしながら、口元を緩ませ問う。
「お願いしますプリンセス。私を国王に」
「あっ…そっ…それは…出来ま…せん、んんっ…」
「どうしてもですか?」
「んっ、どうし…てもですっ…」
「そうですか、残念。
ま、本当は
どっちでもいいんですけどねっ。
どうせこのままでは、
プリンセスとしての責務を果たせないのですから」
そう言うと、侯爵は
蕾をなぞる指を速めた。