イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第23章 番外編 ~薔薇の部屋③~ ※R18
「サラ、
大好き。
この世の全てから
俺が守ってあげる。
だから
俺から離れないで…」
「離れるなんて、考えたことないよ」
「うん。
サラ…
俺、
サラの事、
どんどん好きになってくみたい…
こんな気持ち
初めてなんだ。
本当に
愛してるよ」
「私も。
愛してる」
ユーリはゆっくりと律動を始める。
「あ…」
サラの唇が僅かに開き
中心から澱みなく
緩やかに押し寄せる快楽。
しかし、ユーリは律動を速めようとせず
優しくサラを見詰めながら
ゆっくり律動を繰り返すだけ。
不思議に思ったサラは
「ユーリ?どうかした?」
(いつもならもっと…激しく…)
質問の意図を悟ったユーリは言う。
「もったいなくて。
せっかくサラが用意してくれた
この時間が終わってしまうのが。
嬉しくて…
ずっとこのまま、こうしてたい」
(ユーリ、可愛い)
サラは花の様に笑顔を咲かせると
「そんな風に思ってくれて嬉しい。
ずっとこうしていようね。
この先、ずっと
ユーリと一緒に居るから」
「サラ」
ユーリは本当に嬉しそうににっこり笑って。
それでもやっぱり、
ゆっくりと時間をかけて
サラと愛し合っていった。