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イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】

第3章 陵辱 ※R18


「どうなさるおつもりですか?」
サラは怯えながらも、
出来るだけ冷静な声で尋ねる。


「本当は、野盗のみなさんに
そのままお任せするつもりだったのですが
私はあなたを気に入ってしまいました。
ですから……」


侯爵はサラの耳に唇を寄せて告げる。


「私の手で、
あなたを滅茶苦茶にして差し上げます、
プリンセス。」


サラはゾッと背筋を凍らせた。
声が震えそうになるのを抑えながら、毅然と問う。


「そんなことをして、なんになるのですか?」


「お気づきになりませんか?
プリンセスの1番大切な役目は?」


「次期国王を選ぶ・・・・・・っ・・・・・!!」
そこまで言ってはっとした。


「そういうことです」
侯爵はこれ以上ないほど冷酷に笑ってみせた。


「穢された貴方を花嫁にしたがる貴族などいるでしょうか?
それに
二度と、男に抱かれる事が出来ない体に
なるかもしれませんね」


その言葉に血の気が引くサラ。


侯爵はふっと笑みを深めると、
サラの耳を唇で軽く食んだ。


「!!!!」


耳から伝わる感触に、悪寒が走る。


「やめて下さい!!!」


サラは侯爵の肩を突き飛ばし、
身を捩ってベッドから起き上がろうとする。


しかし、両手足に繋がれた鎖が外れるわけもなく…


「くっくっくっ、無駄ですよ。
それくらいお分かりでしょう?
それとも…」


侯爵は繋がれた手の甲に、
強引に口づけながら


「そんなに可愛らしく抵抗して、
この私を煽っておいでですか?」


サラに熱っぽい視線を送った。


(力では…叶わない…)


しばらくの沈黙のあと、
この状況をなんとかしようと、
サラが口を開きかけたその時。


一寸先にハンカチで猿ぐつわをかまされた。


「んっ…!!!」


「私はあなたの言葉では揺らぎませんよ。
とはいえ、耳元で騒がれるのは好きではありません。
おとなしくしていてくださいね」


(そんな…)


サラは心の底から恐怖を感じた。


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